【活動報告】23日は24節季の一つ「処暑」。「処」には「おさまる」や「とどまる」という意味があって、暑さがいったん落ち着くとされています。暦の上では、少しずつ秋の気配が感じられるはずなのですが、相変わらずの暑さが続いています。
2025.8.23

23日は24節季の一つ「処暑」。「処」には「おさまる」や「とどまる」という意味があって、暑さがいったん落ち着くとされています。暦の上では、少しずつ秋の気配が感じられるはずなのですが、相変わらずの暑さが続いています。
猛暑のなか、この日も各地で夏祭りや納涼のイベントがありました。事務所のスタッフと手分けして、おじゃまさせていただきました。
小倉南区南方の「タブの木公園」では水鉄砲祭りが行われていました。代表的な照葉樹林の一つ、大きなタブの木がある公園で、開始前の子どもたちのワクワクして興奮するような顔が印象的でした。
外で自分も相手もびしょびしょになって遊ぶという日頃禁止をされていることを目一杯出来るのは、楽しいことに間違いなく、他のどのお祭りもそうですが、大人たちの努力で、子ども達にとって忘れられない思い出がまた一つ増えたようです。
小倉南区呼野のお糸の池で開かれたのは水神祭です。享保年間(1716年―1736年)、灌漑用水の不足に悩む呼野の里のため、自ら堤防工事の人柱となった14歳の少女、お糸を供養するまつりで、毎年参加させていただいております。その後、子ども達を招いてのお祭りも行われました。
夏祭りには、「風除け」や「虫よけ」、「疫病退散」などを祈願するのが本来の目的と言います。台風や害虫の被害を減らし、悪いものを追い払おうとしたのです。一方、納涼祭は夏の暑さをしのぎ、涼しくすることを目的とした催しと言えるでしょう。
ともに日本の伝統行事です。催しを主催する地域が元気だからこそ、続けることができると思います。これからも地域の活動を応援していきます。



